アダプトゲンって、はじめて聞かれた方も多いかもしれません。

日本で、なかなかの健康オタクの友人と会っていて話題に出したのですが、どこかの製薬会社が出している薬の名称?って言われちゃいました。

 

アダプトゲンってなーに?

ウェルビーイング先進国のアメリカでも、数年前くらいから頻繁に使われるようになりました。まだまだ新しい言葉です!

知らない方は要チェック。

これまで、健康食品やサプリメントは、化学的に調合された製薬であることが多かったのですが、アダプトゲンは英語のその名の通り、”adapt”(順応とか、適応という意味)するチカラを高める成分が認められ、人間の身体のホメオスタシスを正常にしてくれる機能がある天然のハーブなんです。

物理的、化学的、生物学的なストレスのすべてに対して効果があるとされています。

 

アメリカの政府機関での研究

アメリカの政府機関、国立生物工学情報センターでの研究で、エビデンスが出ています。
こちら訳しました。

Strong scientific evidence is available for Rhodiola rosea SHR-5 extract, which improved attention, cognitive function and mental performance in fatigue and in chronic fatigue syndrome.

Good scientific evidence has been documented in trails in which Schisandra chinensis and Eleutherococcus senticosus increased endurance and mental performance in patients with mild fatigue and weakness.

Based on their efficacy in clinical studies, adaptogens can be defined as a pharmacological group of herbal preparations that increase tolerance to mental exhaustion and enhance attention and mental endurance in situations of decreased performance. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19500070

Rhodiola rosea SHR-5 extractには、注意力・認知力・慢性的な疲労状態でのメンタル・パフォーマンスを高める効果あるという、強力な科学的実証が認められている。

また、朝鮮五味子とエゾウコギが、軽度の疲労と衰弱のある患者に対する、耐性とメンタル・パフォーマンスの向上に役立つという研究がすすめられ、科学的に実証されている。

臨床試験によって実証された有効性をもとに、アダプトゲンはひとつの薬理学のグループのうち、精神疲労への耐性を高める、注意力の強化、低パフォーマンス下での精神力強化という効果をもつ、植物性生薬であると定義される。(モリー訳)

こういう論文系は、意味はわかっていも日本語に落とし込むのが難しい、、、
あれこれ難解な言葉でアダプトゲンの定義について言っていますが。

 

アダプトゲンとは

  • 私たちの身体を保護してくれて
  • 回復にも役立って
  • バランスを取るのにも役立つ!

っていうことです。

DP2M4777 Schisandra chinensis Berries from the Dacha Garden

アダプトゲンとして認定されているハーブのひとつ、朝鮮五味子

 

アダプトゲンを日本語でググると

アダプトゲンとは、トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブである。アダプトゲン – Wikipedia

天然のハーブなので、通常の用法・容量を守っている限り、基本的に無害なものです。

アダプトゲンは、内分泌性ホルモンや免疫システムのバランスを保ち、私たちの体のホメオスタシスを最適に維持してくれるという点で他の物質と比べてユニークであると主張されている。アダプトゲンの正常化機能は、機能が亢進した器官の働きを抑えることも、機能の低下した器官の働きを強めることもできる。アダプトゲン – Wikipedia

天然なのにすごい。

たとえばハーブって、何か大げさなものじゃなくてもいいんですよね。

日本人が大好きな緑茶に抗酸化作用があったり、生姜が身体を温めてくれたりというのも、立派なハーブの利用。

植物は素晴らしい!

※こういうのを挙げだすと、Phytotherapy フィトセラピーっていう大きな定義もでてきちゃうみたいですが、ここでは割愛

 

アダプトゲン認定されたハーブには何があるの?

アダプトゲンとされているハーブは、ほとんどがアーユルヴェーダや漢方で伝統的に使われてきたもの。

つまり日本人の私たちにもお馴染みのものが、ちらほらあります。

 

代表的なアダプトゲン・ハーブ

1. Asian Ginseng

朝鮮人参、または高麗人参。

Bottles of Ginseng Like Little Creatures

養命酒のCMのおかげでみんな良く知ってるんだと思う笑。
こんな理科室なイメージ。

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2. Holy Basil

ホーリーバジル。ヒンディー語でTulsi トゥルシー。

インドのバジルで、タイ料理やイタリアンで使うあのスィートバジルとはだいぶ風味が違います。こちらトゥルシーはミント系の風味で、ハーブティーにしたり、チャイに入れたり、料理にも使います。

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3. Milk Thistle

ミルクシスル。日本名はマリアアザミ(オオアザミ)です。

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4. Ashwagandha

アシュワガンダ。こちらもインドのハーブで、サンスクリット語で「馬の匂い」。。。
男性用の強壮剤として知られていて、まさに馬のような馬力が出るということでしょう!

フレッシュな根っこはツンとくる匂いらしいです。

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5. Amla

アーユルヴェーダでは超ポピュラーなアムラ。ヴァータ、ピッタ、カファの3つの体質(ドーシャ)のうちどれかに効く、というのではなく、3つのドーシャ(トリドーシャ)すべてのバランスを取ってくれる!という万能ハーブです。

旅行にも連れて行く、人生のお供です。

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6. Maitake

日本が誇る、MAITAKE~!英語でもMaitakeで知られてます。
日本の食卓でおなじみのあの美味しいキノコ、舞茸もれっきとした強力アダプトゲンです。

↓参照。舞茸は強力な免疫システムを作る、ベストなキノコ!

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7. Rosemary

ローズマリー。植木鉢や庭で育てている人も多いですよね。

吸うのもおすすめ。

 

8. Aloe Vera

アロエベラ。スーパーフードでもあります。
日本にやたら生えているキダチアロエよりも一本一本が太くて、もはや武器になりそうです。

写真はタイのスーパーですが、インドのローカルマーケットでも40cmくらいありそうなのがゴロゴロ売られています。

Thai Aloe Vera

 

9. Brahmi

ブラーミ。ヒンドゥの最高神ブラフマーにちなんだ名前を持ったハーブ。
脳機能、記憶力アップに効果があります。


 

10. Maca

マカ。スーパーフードかつ、精力剤として有名なイメージ。
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11. Moringa

スーパーフードとして良く知られるようになったモリンガ。
ビタミン・カルシウム・タンパク質が豊富で、種、葉、根と広範囲に利用されています。

私は普段の野菜不足の解消を狙って、毎朝起きたらパウダーを水に溶かして飲むようにしてます。抹茶っぽい味で無理なく続けられます。
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ちなみにオイルも3年目くらい?突入。

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モリンガの日本名はワサビノキ。

そう、お寿司のわさびと同じファミリー、アブラナ目なので目の近くに塗るとちょっとツーンとしますよ。ご注意。

でもその分、肌が活性化するような感覚にハマっています。
 

12. Licorice Root

リコリス。甘草(カンゾウ)
 

13. Shatavari

4で挙げた、アシュワガンダが男性向けの強壮剤なら、シャタバリは女性のための強壮剤と言われています。

女性ホルモンを整えてくれるので、ナチュラルに豊胸したい人や生理の問題にもおすすめされるハーブ。
パウダーでも、癖がないので飲みやすいです。

インドでは妊娠中、授乳中の女性に用いられるハーブ。

私は、生理前後の体力づくりに摂っています。
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アダプトゲン、要注目です。

Categories: Well-being

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